経机の修理(奈良県宇陀市:真宗西本願寺派寺院さま)

仏具の中でも割合、「経机」のご質問や修理の依頼をいただきます。
「経机」は、大体の寺院さまで目にすることができますが、平均的に1尺6寸(45cm)の天板を持ち、移動させるときの持ち方次第では・・・すぐに分解(バラバラ)になってしまうというケースをよく耳にします。

仏具というのは、元来 修理や修復がしやすいように分解しやすい構造になっています。
前机などもそうですが、天板部分を持つとダメですね。すぐにバラバラとなってしまうことがあります。
仏具の持ち方の基本は、道具の一番底(下)の部分を持つ、机で言うと下から抱え込むように持ち上げるというのが正しい持ち方になります。

そんな中で、今回の「経机」のご相談は、「脚」が折れてしまったというものでした。
普通に持っても天板を持ち上げても このような状態になることはないのですが、「脚」の付け根の部分からポッキリと折れてしまっておりました。
この程度の修理ならホゾを作って「脚」を取り付け直せばいいので、修理的には簡単なのですが・・・

それだけの修理だと引き取りに伺い、また納めに伺うといった交通費用の方が高くなるものでして、今回も無理を言って4基の「経机」を修理に出していただきました。

弊社は、簡単な修理品でも引き取りに伺い、納めに伺うということを「別途、交通費」といった形でいただくことはしないようにしております。
小さい仏具などになると厳しいのが現実ですが、数を修理に出していただくとか、宅急便でやり取りするとかいった方法でなんとか交通費をいただかないように工夫しております。

しかし、どうやったらこの様に「脚」が折れてしまうのであろうか?・・・少々、不思議な壊れ方をした仏具でした(笑)

 経机の修理 (奈良県宇陀市:真宗西本願寺派寺院さま)