段盛 新品修理 真言宗(徳島県)

 

先日、徳島県板野郡松茂町の真言宗寺院さまに「段盛」を新品修理させていただき、納品させていただきました。

早速、ご住職さまがブログに記事を掲載してくださいました。

非常に苦労話なども紹介してくださっているので、以下にそのまま添付します。

仏具修理を専門業者にお願いしていたところ、今日修理が完了して納品になりました。

修理に出す前は漆塗りはあちらこちらが剥げ落ち、一部は欠損していました。経年劣化により木の歪みが出て真っ直ぐ立たない状態でした。

立体的に果物や饅頭などを御供えできる仏具なので、不安定なままでは用を為しませんでした。

今回は修理の担当した方も納品に来てくださったので、修理における苦労話を聞かせてもらいました。

仏具は前回も修理の跡が見えたようです。経年劣化と湿気などで歪みが発生していたのを、歪みをそのままで調整してくださいました。

空海上人も「よい大工は曲がった木をそのまま使う。よい上司は適材適所に優れているものだ」と説いています。

仏具の歪みをそのままで調整してくださった技は、空海上人も説く名言と重なります。

また、漆を塗ると漆の厚みが1ミリぐらい発生します。漆の厚みにより仏具の噛み合わせが悪くなるので、漆の厚みを考えて調整してくださいました。

漆も吹き付けではなく手塗りなので、よく見ると刷毛のあとが分かります。これは手塗りならではの特徴です。

聞けば聞くほど職人さんの技あり!があって楽しかったです。

古いものは廃棄して新しいものにすれば刷新できますが、古いものを前回の修理の跡を受け継ぎながら再生していくことに意義を感じました。

これから100年仏具を使い続けられるよう、觀音寺を守っていきたいと思います。

合掌